地域への恩返し~袖ケ浦市出身弁護士の想いと10年の歩み~かずさ4市(木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市)に密着した法律事務所を目指して

先日弁護士ドットコム様に取材を受け、当事務所の開業の経緯をお話する機会がありました。


今回は、私が地元で法律事務所を開設するに至った経緯と、これまでの10年間の歩みについてお話しさせていただきます。

生まれも育ちも袖ケ浦市

私は生まれも育ちも袖ケ浦市で、この地域に深い愛着を持っています。子どもの頃から見慣れた風景、地域の人々の温かさ、そして豊かな自然環境。これらすべてが私のアイデンティティの一部となっています。弁護士を志したときから、「いつかはこの大好きな地元に恩返しがしたい」「この地域の人々のために働きたい」という強い思いがありました。
弁護士になって2年目を迎えようとしていた2015年1月、私は大きな決断をしました。当時、かずさ地域には法律事務所が少なく、また弁護士の年齢層も比較的高いという現状に気づいたのです。地域の皆様にとって、身近で相談しやすい法律サービスが不足しているのではないか。そんな問題意識から、「今こそ、地域に根ざした新しいスタイルの法律事務所を作るチャンスだ」と考えました。
確かに、弁護士としての経験はまだ浅く、不安もありました。しかし、「相談者・依頼者目線での友人感覚のリーガルサービスを提供する」という明確なビジョンがありました。地域の皆様にとって、まるで友人に相談するような気軽さで法律相談ができる場所を作りたい。そんな思いを胸に、思い切って自分の法律事務所を開設しました。

木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市に密着した弁護士へ

あれから約10年が経過しようとしています。この間、主に千葉県南部のかずさ4市(木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市)の方々を中心に、時にはそれ以南の地域の方々にもご相談いただいてきました。振り返ってみると、「友人感覚でのリーガルサービスの提供」という当初の目標は、確実に達成できているという自負があります。
私たちの事務所は、いわば「町の法律診療所」のような存在を目指しています。体調を崩したときに躊躇なく病院を訪れるように、法律に関するお困りごとがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。敷居が高いと感じられるかもしれませんが、決してかしこまる必要はありません。皆様の身近な法律のホームドクターとして、日々の暮らしに寄り添い、問題解決のお手伝いをさせていただきたいと考えています。
これからも、地域の皆様に信頼される弁護士として、そして一人の地域住民として、かずさ地域の発展に貢献していく所存です。法律相談はもちろん、地域の行事や活動にも積極的に参加し、皆様との絆を深めていきたいと思います。
どうぞ、お困りごとがありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。皆様のご来訪を心よりお待ちしております。